【一枚の写真】vol5

 Vol.5 「世界が燃えるような美しい瞬間」

                

    ●ミクロネシアの一部、パラオのロックアイランド越しに沈む夕日である。
     パラオは、グアムから飛行機で約2時間、同じくフィリピンのマニラからも同じ位の
     距離である。大きなサンゴ礁に囲まれ、多くの島が点在し、特にここロックアイランド
     付近は、無人島で波打ち際が浸食されまるでマッシュルームのような形の島が連な
     る。島の上も、海の中も自然のままで美しい。サンゴ礁の中で海面も静かで、穏や
     かである。パラオの夕日はことの他美しい。静かな海に点在する島々の間の水平線
     に沈みゆく太陽は、熱帯地方特有の厚い積乱雲を茜色に焦がし、海も空も島も
     全てを包み、それはまるで世界が燃えるような世界になる。
     雲が多く、雨が多い。その分、水平線までに雲が覆ことが多く、陽が水平線に沈む
     瞬間を見れることは少ない。この日は見事に水平線が開けた。美しい瞬間である。

    ●この日は夕方に3本目のダイビングを行い、遅いリゾートへの帰り道だった。
     滞在した通称PPR、パラオ・パシフィック・リゾートでは夕方プールサイドからビーチに
     多くのチェアが置かれ、多くの客が陣地取りをし、ビールを傾けながら、その至高の
     一時を楽しむのである。私は何度もチャレンジしたが、水平線すれすれの最後に
     どうしても雲に阻まれる。水平線に沈む夕日を見れたのは結局この時だけだった。


≪プレゼント≫ 
  このコラムをご覧になったご感想を聞かせてください。ご投稿いただいた方の中から
  抽選で2名様に、この写真を使った当店オリジナルの「マウスパッド」をプレゼントします。
  尚、当選者の発表は賞品の発送を持って代えさせていただきます。


     


 前の写真 
次の写真

 「一枚の写真」目次に行く。



お得な情報が満載 (7Fエンターティメントフロアで音楽チケット、CD売場がございます。)

ABストア  (オーダーメイドのストラップやグッズが満載です。)